東京事変 Live Tour 2012 Domestique Bon Voyageにいってきたよ


東京事変の最後のライブツアーDomestique Bon Voyage@大阪城ホール2日目と@武道館の生中継にいってきたよ。
ついに終った・・・

最後のツアーは横浜スーパーアリーナ、大阪城ホール、武道館で2回ずつあって平日しかないから解散発表と同時に日程発表があった時は僕は絶望した。

え、最後に東京事変見れないとか、え・・・
でもYahooの路線情報で調べたら17:23岡山発の新幹線に乗れば開演19:00前ぎりぎりに大阪城ホールに着くということに気付いたのだ。
・・・いける!

大阪城ホール二日目(2012.02.22)

というわけでいってきました。
定時17:15に会社からダッシュして17:23の新幹線に無事に乗り込んだ。

大阪城公園到着して雨の中ホールまで走りました。
先に着いていた友達にグッズは買っといてもらったし、今日は東京事変を観るのみ。

しかも友達のもりわけがこのツアーで慌てて林檎班に入って当てたアリーナ6列目に座らせてもらえた。(ずっと前から林檎班のぼくは40列目だったのに)

会場内はいっぱいの人。開演前のBGMには古いゲーム機の効果音が延々と流されてた。どういう意図なのか。
席は一番左端(東京事変のライブのときいつも伊澤さんサイドな気がする)なので6列目でもステージからは結構距離あった。

「あーこれで終わりかー」とか「つらいー」とか「絶対泣く―」とか話してたら、暗転!
ステージに「color bars」の映像が映し出されたと思ったら、そのスクリーンが割れて、床から林檎さん出てきた!


セットリスト

01.生きる
02.新しい文明開化
03.今夜はから騒ぎ
04.OSCA
05.FOUL
06.シーズンサヨナラ
07.海底に巣くう男
08.怪ホラーダスト
09.ほんとのところ
10.sa_i_ta
11.能動的三分間
12.修羅場
13.絶体絶命
14.アイスクリームの歌
15.おいしい季節
16.女の子は誰でも
17.御祭騒ぎ
18.天国へようこそ
19.タイムカプセル
20.電波通信
21.閃光少女
22.勝ち戦
23.キラーチューン
24.空が鳴っている

Encore 1
25.丸の内サディスティック
26.群青日和
27.青春の瞬き

Encore 2
28.透明人間


まさか一曲目『生きる』くるとは思わなかった。
絶対今夜はから騒ぎがくると思ってた。やられたー。毎回東京事変は期待を裏切ってくれる。だから特に一曲目って楽しみなんだよねー

上の映像はスポーツのときのやつだけど今回はDiscoveryのアンコールで着てた派手派手な衣装よりも、花とかいっぱい付いたさらに派手なものだった。メンバーも全員登場して全員派手、かっこいい!しかも今回は後ろにオーケストラまで付いてる。さすが最後、贅沢。

そのまま『新しい文明開化』!
Discoveryで聴けて、EMIROCKSでも聴けて、もう今この曲は自分の中で大すきな曲になったよ。林檎さんが拡声器持って腕振り回しながら歌うのがちょーかっこいいんだな。前回のツアーのアンコール最後の曲だったし、紙吹雪まで降ってきたしで、まだ2曲目なのに「え!フィナーレ!?」って勘違いするような光景だった。すでに半泣き。

そしてきた『今夜はから騒ぎ』
林檎色むんむんのこの曲。浮雲のコーラス、一緒に歌いたかったけど他の人に迷惑だと思って歌えなかった。ここぐらいは歌ってもよかったかな〜。自分の中で解散の歌ってイメージなので悲しいけど楽しい。
しかもこの曲、壱百万事変なる架空のお札が空から降ってきたのである。アリーナのみんなはそのお金を拾う拾う。ぼくの席は一番端っこだったからそこまでは来なかったけど後でもらえた。

『OSCA』〜『FOUL
この繋ぎ、スポーツのライブ観てからはもうOSCAの後は「ファー―」からの「FOUL」でしょ!って僕の中で鉄板でした!最後に見れて飛び上がるぐらいテンションあがったよ。ここでイデビアンクルーのダンサーの人も出てきたし、新しい文明開化といい、もうなんかPVの世界をそのままステージで再現しちゃってる!みたいな

『シーズンサヨナラ』
これもスポーツの中で大すきな曲。聴けると思わなかった!しかもスクリーンの割れ目で斎藤ネコさんがバイオリン弾いくれてたってやばい(6列目左端からではネコさんの姿見えなかった)
ネコさんの音が聞こえるだけでもありがたかったし本当にかっこよかった。

『海底に巣くう男』
Discoveryのときよりも派手なトランプの映像の演出。トランプの中にメンバーが映っていてみんなの顔をしっかり確認できた。

ここで林檎さんがおもむろにピアノの方に歩いて行ったもんだから、「おお、林檎さんピアノで何弾くんだろ〜」とわくわくしていたら
え、あ、ステージ真ん中に伊澤さんおった。わー!ほんまにやるんかー!と感動を覚えつつ

『怪ホラーダスト』
ほんまにきた。しかもいざーさん美川憲一ばりの派手派手な衣装でピンヒール履いてる笑 しかもバックの映像もおどろおどろしいヴィジュアル系てきなもので、それがまたはまっててとっても面白かった。こんな曲なのに「伊澤さんがこんなことできるのも最初で最後か・・・」と思うとちょっとしんみりしてしまった。

その後、わー!ほんまにやるんかー!2
『ほんとのところ』
ほんとにきた。期待と不安いっぱいのこの曲。だったけど、これすごいよ生で聴くとめっちゃかっこよかった!刄田綴色、やってくれました。
「鯉!」

上からミラーボール降りてきて『sa_i_ta』
ダンスホールみたいなこの曲とっても好きです。新しい東京事変や〜。CDの林檎さんの声にエフェクトかかるとこが好きなんだけどライブでは普通の声だった。
浮「in_a_moment!」

からのスクリーンに映った時計がぐるぐる回ってるのを見たらもうこれしかない〜

『能動的三分間』
もちろん今回も「03:00」の時計がカウントダウンされながらぴったり三分間やってくれました。クール!

「ピ━━━━━」で『修羅場』
大すきなシングルバージョン。二期メンバーのデビュー曲だからたぶん思い入れあるよね。浮雲がアコギであのイントロを弾いてくれてそれを見れて感動でした。

『絶体絶命』
男性メンバーがいなくなったと思ったら金髪アフロの林檎さんがダンサーと一緒にセクシーなダンスを踊りながら絶体絶命。完全な打ち込み。あの曲をこんな曲にしちゃうセンス!この音源欲しい。

林檎さんいなくなり真っ赤なタキシード着た男性メンバーだけになった。
『アイスクリームの歌』
童謡。童謡なのにこの4人が踊り歌えばなぜかかっこいい!
でも、なんでアイスクリームの歌なの?

って思っていると真っ赤なドレス着て登場した林檎さんが
『おいしい季節』歌いはじめた。
なるほど「ICE,ICE」アイスクリームの歌はこの曲への繋ぎだったのね〜。栗山千明に提供した曲をセルフカバーでした。まさか聴けると思わなかった。

真っ赤なロングのスカートをはぎとって短いスカートになって
『女の子は誰でも』
女の子な曲連発っす。完全に林檎さんのターンって感じでした。林檎さんがソロになってもこんな風に東京事変がバックで演奏してくれればいいのに、と思ったけどそんなわけないよね〜。

『御祭騒ぎ』
これも聴けると思ってなかった。これ聞くと林檎博思い出す。
オーケストラあり、ダンサーあり、旗振ったり、踊ったりでほんとに御祭騒ぎ。

『天国へようこそ』
さっきまでの御祭騒ぎが嘘かのように静かになって、この曲。大発見Verじゃなくて英語の方。そういえば生で聴くのはじめてだった。
怪しいこの曲のアウトロで林檎さんが消えたと思ったら、大発見バージョンの天国へようこその歌詞がつらつらとスクリーンに映されて、それに見入っているとなんか今日のステージの様子が逆再生で映される。なんだこれすごい!新しい文明開化の辺りまで巻き戻しされて、客席のみんなが旗を振る様子が映し出されて・・・

『タイムカプセル』
師匠〜。CD買った当日にこれ聞いて車で泣いていた僕、これ生で聴いたらやばいな〜と思ってたけど意外と泣かず。
林檎さんの声と伊澤さんのピアノに聴き入りました。

『電波通信』
もう終わるムードなのかな〜と思ってたら甘かった。
きたー!もうこれライブの鉄板っすね!鉄板いうてもこれが最後なんだけどね!つらい!
「ソーニック」とか「コーリング」とかみんなで大声で叫びたかったのに意外と客席おとなしめだった気がする。倉敷千秋楽のあの熱気が忘れられない〜

『閃光少女』
この曲メンバー全員が一番仲良く楽しそうに弾くから好き。左端のステージにギター持った伊澤さん来てくれて目の前だった!スーパースター!

『勝ち戦』
わー僕がベースで練習しているこの曲までやってくれるなんて。師匠のベースをじっくり聴いた、というかベースしか耳に入ってなかった気がする。師匠が弾いてる手元とか見たかったけど遠くて全然見えず。やはりプロは違う。

『キラーチューン』『空が鳴っている
これで本編最後。旗振る林檎さん。
「お願いです、終わらせないで〜」って歌う。
ほんまそれやで、そんなこと言うなら東京事変、終わらせないで〜。


アンコール

『丸の内サディスティック』
!!!
絶対聴きたかった曲。しかもジャスキャンノ時のアレンジ。最後にこれ聴けたら悔いはない(こともない)

群青日和
東京事変のデビュー曲だよ。ギター3本。浮雲が左端のスタンド席のとこまでいってスタンドの観客の人達に後ろ頭触られまくりながらギター弾いていた。師匠もきてくれた。みんな楽しそう。

『青春の瞬き』
おー最後に新曲かーと思ったらこれも栗山千明への提供曲でした。最近でたばっかりらしい。
曲も歌詞も解散に寄り添ったような内容で、会場中が息を飲んで聴き入る。
「今正に僕ら目指していた場所に辿り着いたんだ」

ここでステージからメンバー全員下がりますが会場の拍手は鳴り続けてダブルアンコール
『透明人間』
やっぱ締めはこれきた。林檎さん旗降る会場中旗降る。最後なのに最後まで明るく笑顔で演奏しきった東京事変東京事変らしかった。演奏ですべてを語る。最後まで粋で、かっこよくて、綺麗で、洗練されていて、楽しくて

エンドロールに「ハンサムすぎて」と一緒に今までのアーティスト写真が流れて、最後にメンバーの名前が流れてきた。

「Merci」

「Up, up and away!」

終わった。
最後は絶対泣いてしまうと思ったけど、そんなことはなくて、全然しんみりモードははなくて、ひとつのツアーの演奏をやりきったって感じ。「え、東京事変本当に終わるの?」って感じ。全然実感が沸かなかった。普通にひょっこり出てきて、また新曲出して、またMステでて、アルバム出してまたツアーやるんじゃないの、って感じ。

閏日(2012.02.29)

この日武道館で東京事変は解散した。このラストライブの様子は全国の映画館でライブビューイングという形で生中継された。僕は岡山の岡南の東宝シネマで最後を見届けた。

映画館でライブを見るというのはなんだか変な感じで、やっぱり生に勝る感動はなかった。観客も立っている人もいれば座っている人もいてまちまちだった。

MCで伊澤さんが、「映画館のみんなも見てる?」って言ったときは館内が沸いた。「見てるよ!」って、声を届けたかった。伊澤さんの故郷であるこの岡山の地からも岡山のみんなで東京事変の最後を見届けているんだなあと思うと感慨深かった。


でも解散のこの日を迎えてもやっぱり終わりっていう実感がなかった。

なんで?
たぶん伊澤さんが笑いながら言ってた「続くから、音楽は。君たちが持ってるから。君たちの中に俺たちの音楽はもう...育まれてるから」ってことなのかな。ありがとう!


でも、また5人で演奏してくれる日をずっと待ってるよ!




『我々が死んでも電源を入れて君の再生装置で蘇らせてくれ』
















東京事変、さらばだ!