なんであんなに時間がほしかったか

働いているときは、毎日毎日が忙しくて、時間がほしい時間がほしいばっかり思っていた。
けど、いざこうやって1ヶ月も入院ってなってありあまる時間を与えられると、「あれ、なんであんなに時間が欲しかったんだっけ?なにがやりたかったんだっけ?」ってなった。

なんのための時間が欲しかったのかいま考えてみると、読みかけの本を消化したいとか、ブログ書きたいとか、資格の勉強したいとか、溜まってたライブのDVD見たいとか、見たかった映画のDVD見たいとか。案外、外を出歩かなくてもできるようなことばっかりだったことに気がついた。ほんといまの入院生活で実現できることばっかり。

で今、その願っていた通りのことを病院で、お望み通り消化することができているんだけども、全然もの足りない。あんなに願っていたことなのに全然。

気づいたのは、毎日忙しく働いている隙間にそういう自分のための時間を確保できた時こそが幸せなんだなってこと。
平日に夜遅く帰ったら、注文してたCDが届いてたりとか、金曜日に帰って家でビール1缶開けれるとか。そういう小さいこと。慌ただしい日常にぽつんと与えられるから輝く。

デザートだけ食べて生きていくことなんてできない。
甘いものばっかり食べてたら気持ち悪くなるもんな。
デザートはご飯の合間に食べるからおいしいんだな。